相続人が死亡していたことで相続人が増えていた。相続人が重病の方で、しかもその不動産を処分しなければならなかったケース(東京都在住の方)

ご相談時の状況

ご近所もあわせた再開発がされることになり、ご自宅を売却されることになった方がいらっしゃいました。
このご自宅は亡きお姉さま名義だったため、弟さまがご自宅を売却するには
名義を弟さまに移す必要がありまました。

ご提案内容

ご自宅売却の期限が決まっており、弟さまも重病で体調がすぐれないとのことでしたので、
すぐにご自宅へお伺いをしお話をお伺いしました。
すると、当初弟さまが考えていたよりも相続人が多く、
想定よりも手続きが大変であることが判明しました。
幸いなことに親族関係は良好だったため、
すぐに新たに判明した相続人の方にも連絡をとるようにアドバイスをしました。

また、弟さまは重病で不動産の売却日までご存命なのかは難しい状況でしたので
奥様への生前贈与も検討したほうがいいですよ、とご提案しました。

最終的には

戸籍等の書類も速達で取り寄せることで、できる限り最短で書類の取得を終わらせました。
遺産分割協議書も相続人の方になるべく早くやり取りをしてもらい、
相続登記を無事に終わらせることができました。

また、弟さまの体調が日に日に悪くなってしまいましたので、
万が一に備え奥様にご自宅を贈与していただきました。
(もちろん、税理士さんに税金上も問題ないという計算をしていただいてております)

不動産以外の財産については公正証書遺言を作成し、全てを奥様に遺すことができるようにしました。

このような準備をした結果、残念ながら弟さまは不動産売却前にお亡くなりになられましたが
遺された奥様はご自宅をスケジュール通りに売却することができました。
書類ご返却にお伺いした際、形見分けとして弟さまが集めていた本をいただいたのが印象的なご依頼でした。

 

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