柏市・松戸市・流山市で円満相続を目指す専門家「とうかつ司法書士事務所」のスタッフブログです。

かばん屋の相続
池井戸潤

こんにちは、スタッフの加藤です。

今回はですね、
〈我がリーダー 永田所長のオススメ小説〉
を読んでみましたので、私なりに感想を書いてみたいと思います。

拙い文章ですが、お付き合いくださると幸いです♩

まず、池井戸作品と言えば「半沢直樹」や「下町ロケット」シリーズが有名ですよね。

また最近ですと、役所広司さんや山崎賢人さん主演の「陸王」がドラマ化もされ、記憶に新しいかと思います。

今回は、
短編集の最終話である「かばん屋の相続」という作品についてです。

こちらは、当所でも大々的なテーマである「相続」についての様々な人間模様が描かれている物語です。亡き父の遺した遺言の謎、そこから始まる兄弟間の相続に纏わるイザコザ…。

短編ながら登場人物一人一人の輪郭がくっきり浮かび上がる描写で、兄と弟のコントラストがわかりやすく秀逸でした。

例に漏れず、私も池井戸作品が好きな1人なのですが、なにが好きって ‘スカッとジャパン’ 的な爽快感がたまらないからです。

ムカァッと憤りを覚える様な悪役や、心がえぐられるような出来事が、次々と主人公に襲いかかる前半戦。そこからの巻き返しの後半戦が、素晴らしくてスカッとして気持ちが救われる。

でも、それだけじゃないんです。

登場人物の描写の緻密さもさる事ながら、
内容についても一見壮大かと思いきや、私達の日常によくあるトラブルや問題がテーマで、実の所とてもリアリティがあるのです。

今回の「かばん屋の相続」は、いつもの池井戸作品の様なドカンと大逆転モノ!というよりは、人情をじんわり感じとれる作品でした。勿論、ムカっとくる悪役も案の定、安定していましたけど(笑)

相続や遺産というテーマは、自身が幼い頃は「どこかのお金持ちの話しだよね?」なんて、勝手に縁遠く感じていました。しかしながら歳を重ねるにつれ、周りでそれにまつわる問題や悩みを良く耳にする様に。

そんな身近に起こる出来事を目の当たりにして、どこの家庭にも会社にも必ずと言って良い程通過するであろう、見過ごせないテーマであると感じました。

そして、池井戸作品で個人的に好きなところがもう一つあるのです。

それは、相続はじめ遺産、お金、法律、特許、銀行、経営… などなど。
教科書や座学だけでは中々理解し難いテーマや仕事内容、またその仕事に関わる者、問題を取り巻く人々の心情など。
それらを魅力的な小説やドラマに落とし込む事によって、無知であった私達が身近に感じ、興味を抱くきっかけになってくれるところです。

当方それがきっかけとなり、士業スタッフの仕事に興味が湧いたものです。なんて言ったら、少し大げさかもしれないけど…(笑)あながち間違ってもいない ^_^ ⁈

長くなりましたが、最後に。

何よりも池井戸作品に出てくる仕事人は皆熱く、その姿に心打たれます。こうして真っ直ぐに好きな仕事に打ち込む姿勢は、男女関係なくとても魅力的で格好良いですね。

そんな心の在り方は、日々働く者にとって良い教科書になるのではないでしょうか♩

今後も素敵な作品に出会えたら、またブログでご紹介したいなぁと思います。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

では、また。